鮎狂 

イーハトーブの自然でアドレナリン全開のアウトドア日記。

わかさぎ釣り

ワカサギへの想い

純白の銀世界に包まれる北の冬は厳しい自然環境だが、
何もそれだけでは無い。
幼少の頃はよく裏山でソリやミニスキー、カマクラや、ジャンプ台。
大雪の朝は屋根によじ登り、飛び降りて遊んだり。
それなりに楽しい遊びがいっぱいあった。
小学校低学年頃だったか、近所のダム湖に親父がワカサギ釣りに行きだした。
当時はテントも無く、硬い大きな穂先、スピニングリールで露天釣り。
氷点下10度以下の極寒のある日の早朝、
何も知らずに連れて行ってもらった。
氷上に降りると多くの太公望、皆さんも勿論露天釣り。
タックルのセットは自宅で完了させているので、現場では後穴を探し、
仕掛けを落とすだけ。
ものの五分もすると、手足がかじかんだ。
だが、その過酷な環境にも関わらず、我慢できるほど魅了されたのは、
薄い紫色をした、美しい魚体、
キュウリウオ科に属するワカサギという、手の指ほどの小さな魚だった。
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ガチガチに凍った穂先とライン。穴は常に網で掬わないとすぐ塞がった。
そんな状況にも関わらず、
飽きない程度に穂先を揺らし、手感に伝わる魚信を後1回後1回と、何度も追い続けた。
2時間も釣ると、恐らく凍傷寸前だろう、暖を求め家路を急いだ。
すぐにコタツに潜り込み、急に暖まった手足に痒みを覚えた淡い思い出。
そしてコタツの中でまた思った。
ワカサギを釣りたいと・・・・・。
これが僕のワカサギ釣りのルーツだ。
親父が休みで釣りに行かないと言った日は、歩きで行った事もあった。
釣れる日は、50匹ほど。
なんとも言えない達成感と高揚感と疲労感。
自然に対峙し、遊んでもらう事の素晴らしさはもう忘れる事ができず、常に頭の隅に残っていた。
時は経ち、いつしかワカサギ釣りに行かなくなったのだが、
美容師を目指し、上京したりと色々な理由はあったのだけど、
都会は都会の遊びがあり、それなりに楽しい20代を過ごしていたが、
何か足りない感じ。
盛岡に戻り、ひょんな事からまたワカサギ釣りに行く事になる。
当時働いていた美容室で、僕が教えていた後輩JACK。
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無類の釣り好きで、厳寒の岩洞湖に行こうとなった。
その朝は氷点下25度まで下がり、ダイヤモンドダストに目を奪われたのを覚えている。
僕がガキの頃と違い、テントに暖房器具もあったが、あまりの寒さに撤退したような・・・。
その年の夏、JACKを通して鮎との再会をはたすのだけど、
話が長くなるので、ここでは省略。
それから数年後、鮎釣りを通して仲良くなった釣友の柴さんにワカサギに誘われる。
今やヘラ鮒釣りでは知らない人は居ないほど。
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ハイスペックな電動リール、魚探を使ったテクニカルな釣りに衝撃を受け、
一式買い揃え、のめり込んだ。
それが岩洞湖との再会、ワカサギとの再会でもあった。
休みは毎日毎日通い、徐々に上がる釣果、楽しくて仕方がない。
何年か後、これまた鮎を通じて出会った、今は僕の鮎釣りの師匠でもあるシェフ。
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無理やり岩洞湖に誘い、まんまとその魅力にハメさせる事に成功、
今やシェフは僕の釣行回数を遥かに凌ぐ勤勉さだ。
広いエリアから宝探し、フロンティア精神旺盛な師匠と弟子。
大雪爆風でも奥地に歩くような、ナンセンスな事も何度もした。
けれども、その見返りは十分。
膝まで積もった湖面をソリを曳いて歩くのはまさに体力勝負。
追い風もあると目的地に着くまで2時間近く要した事もあった。
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降雪が続き、完全サラ状態だとまさに秘密の花園だった。
それに味を占め、人が居ない場所のありとあらゆるとこを釣り歩き、
天気や湖面の状況、時期などすべてのファクターで今は、
ロスの無いポイント選びができるようになったけど、
ロスの有るポイント選びをしていた頃の方が釣れていたような・・・。
無駄は最強の武器なのか??
最近感じる事だ。
現代のワカサギ釣り、究極に便利になり、それなりに皆のスペックが上がった。
楽しみ方も色々で、大勢で居酒屋岩洞湖も良し、ソロでガチも良し、
家族で氷上ピクニックも良し、ロマンを求め、トレッキングも良し、
あらゆる魅力の有る、岩手県の自慢の地、岩洞湖。
これから先もきっと様々なドラマがあるんだろうな・・・。
この冬は暖冬の影響で、遅い解禁、早い禁漁。
まぁ、こういう年もまた思い出。
雨の中釣りをした初めて体験。
大型主体だった今季はイマイチな釣果だったが、
最高の思い出をやっぱりプレゼントしてくれた。
最後に今季のお気に入りの画像をアップして、今シーズンのワカサギ釣り納竿とします。
BIG RESPECT 岩洞湖!!
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LAST

3月22日、極寒の岩洞湖の氷上ワカサギ釣りの最終日。
前日の夜、熟睡できずに少し早めに外山峠を走った。
途中、眼下を望むと盛岡の夜景が綺麗なので晴れた日の楽しみだった。
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暗いうちにテントを張ると解禁日を思い出す。
今はもう5時半には明るい。
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シャーベット状の湖面だが、
程よく締まり奥地を目指す方の通り道に僕は陣取った。
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底ベタの、マズマズの反応。
ラッシュは無いものの、飽きない程度に穂先を揺すった。
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ゴールドに輝く魚体。
ピンクまでは見た時があるが、さらに色素の薄い珍しい個体、
岩洞湖の宝石。
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中央の緑のテントが氷上最終ポイント。
鑑札には、はやちんさんが来てくれた。
回りにテントが無いこのポイントの水深に意外だったと言う。
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向こう側のテントでは、朝のうちで束近い釣果だとか・・・。
思い想いのポイントで多くのワカサギ釣りファンが氷上最終日を楽しんだ。
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ラストは丁度1束で納竿。
約2ヶ月と、楽しませてもらった岩洞湖。
盛岡市内から1時間かからずに着く立地の良さ、
美しい景色、魚体、広いエリアの宝探し。
数えきれない程の魅力有る、この地をBIG RESPECT。
最後に今季一番の絶景で2015年ワカサギ釣り、終了とします・・・。
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晴天

目覚ましいらずの起床、
いつものようにDONを迎えに行き、愛犬のオウちゃんに挨拶。
外山峠に差し掛かる頃はうっすらと明るい。
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今回も未開地のフロンティア、
テント跡が、ただの一つもないエリアだ。
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釣れ具合はポツポツ程度、
誘って誘ってようやくという感じで最後の氷上ワカサギ釣りを楽しんだ。
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釣れるのは皆、大型ばかり。
dining barを営むDONは、
自慢のワカサギの燻製用仕入れができたとトレードマークの髭が上がる。
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今季初となる、珍客、そこそこの型。
その他、モロコも・・・。
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照りつける春の日差しが鮎狂大型空母をハワイにしたのだが・・・。
4ヶの骨折箇所があるため、撃沈寸前。
通常の使用頻度を遥かに上回り、
なおかつ撃風に耐え続けた空母。
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遂に逝ってしまった。
来季の大型空母は、プロックス社に新調しよう・・・。
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DONの数本セットした鱒仕掛けの鈴が鳴る事がなく、
帰路に着いた。
氷上の状況次第ではもう1回乗りたいと後ろ髪を惹かれた。

回帰

外山峠から見下ろす盛岡の夜景を眺めるのも、後わずか。
外気温はマイナス9°と、放射冷却現象で山上湖は厳寒の地に回帰。
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1月中旬の解禁から通い詰めた岩洞湖、
アスファルトが露出し、なんとも走りやすい。
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ポイントまで軽い散歩、
足跡の無い湖面に立つ、回帰。
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新しく付けたシュプール、ランタンの暖かな明かり。
テント設営完了、何度も繰り返した作業に無駄は一つも無い。
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賑やかな魚探の反応、
解禁当初に回帰。
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反応通りの釣果、
大・中・小と様々。
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ひとしきり釣ると回帰。
氷上で一眠りする事程気持ちイイ物は無いんだよな・・・。
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何事も無かったようキレイに撤収、回帰。
僕とパパの久々IRIE TIME。
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春の日差しを背中に浴び、
心地良い汗、季節は繰り返される、回帰。

SPRING SESSION

3月初旬、いくらか冷えた岩洞湖、
第2戦目のKIKI HOUSE CUP開催。
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プロのアングラー、本山氏をGESTに迎え、
TOPクラスのワカサギ釣り師からビギナーまで様々な方々に集ってもらい、
思い出に残る楽しい大会となった。
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朝焼けの中、大会エリアに散る。
堰堤周辺にエリアが決められているので、
皆、同一方向を目指して。
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僕は尊敬する先輩の背中を見ながら歩をすすめた。
ゴンさん、イトウさん。
なんか一緒に居させてもうとIRIEなのだ。
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小さく見える岩手山。
山上湖からの眺めは絶景、SPRING SESSION 。
記念すべき、第1回大会の覇者はバリバス・澤口名人が27年度、名人位に。
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翌日、残り少ない氷上釣りに名残惜しむようにIN。
早朝は雪が締まり滑らかに裏岩へ進む事ができた。
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先日親戚のこーちゃんから紹介してもらい、
釣友となった、岩洞マニア・シマシャツの前川氏。
ランタンのアルミグローブを作って頂き試すと、
柔らかい明かりと暖が僕を包んでくれ、非常に快適であった。
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何故か隅っこに集まる餌と蛹を見て、
苦笑い。
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飽きない程度に揺れる穂先をみながら、
ゆっくりとした、SPRING SESSION 。
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離岸間近に迫り、
どこか寂しさを覚えた。
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名残惜しく思うアングラー、
思い思いにSPRING SESSION 。
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帰りの氷上は締まった雪が溶け、ズボビチャに。
ミツウマの長靴とスノーシューで、
完璧に春の岩洞湖面とSPRING SESSION




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